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MARUNI COLLECTION 2011発表
ミラノ・サローネで好評の2シリーズを展開

マルニ木工

株式会社マルニ木工(本社・広島市佐伯区、山中武社長)は、このほど「MARUNI COLLECTION 2011」と題し、新作の椅子とテーブルを同社東京ショールームで発表した。デザイナーJasper Morrison氏による「Lightwood」、同じくデザイナー深澤直人氏による「Roundish」と名付けられた椅子とテーブルのシリーズで、今年5月にミラノで開催された、ミラノサローネ国際家具見本市に出品して好評を得、早速、海外からの注文・問い合わせが殺到しているという。

「Lightwood」−Jasper Morrison

Jasper Morrison氏による「Lightwood」の椅子とテーブルでまず着目したいのは、余計なラインを全て排除した彫刻的なフォルムの美しさだ。シンプルでナチュラル、特に椅子とテーブルの脚の曲線が美しい。素材はバーチ、座面はウェービング4色、ファブリック6色、メッシュ1色、レザー2色のバリエーションがあり、サイズはW468×D461×H762×SH430(447)/o。

「Lightwood」のチェア

「Lightwood」のチェア

「Lightwood」と名付けた通り、軽さも追求した。レザーの座面で3kg、一番軽いメッシュタイプはわずか2・5sしかない。一見すると華奢で繊細な椅子に見えるが、座ってみるとそのシンプルなフォルムからは想像出来ない安定感もある。今回は新作展示のほか、製造工程や構造がわかるような企画展も実施している。その安定感の秘密が、座面に60sの重りを8000回乗せるという耐久試験を欠かさず、常に快適な座り心地を視野に入れて商品開発をしている点にあることがわかった。

同シリーズのダイニングテーブルは、素材が同じくバーチ、トップはナチュラルクリヤー(メープル突板ウレタン樹脂塗装)とコーリアンR(カメオホワイト)の2種だが、コーリアンとナチュラルの一部サイズ違いは今秋発売の予定。
  現行発売している商品のサイズは、ナチュラルW1300(1600)×D800×H710/mm、W1800(2000)×D900×H710/mm。


「Lightwood」のテーブル

「Roundish」−深澤直人

深澤直人氏のシリーズ「Roundish」は、背も座もやさしくあたたかく包み込むような丸みが特長の椅子と同素材のテーブルを発表した。


「Roundish」のチェア

素材はビーチ(ビーチ突板、ウレタン樹脂塗装、ナチュラルホワイト)とオーク(オーク突板、ウレタン樹脂塗装、ナチュラルホワイト)の2種。椅子の大きな背板は心地よく背中を包み込むように、Rの取り方に工夫をこらし、後ろから見ても美しい丸みが堪能出来るフォルムに仕上げた。テーブルについても、あたたかい曲線が活きており、セットで展示していたスペースには、ナチュラルで快適な和みの空間が広がっていた。サイズは椅子がW451×D526×SH436/mm、ダイニングテーブルがW1600×D950×H700/mm。

「Roundish」のテーブル

「Roundish」のテーブル

マルニ木工は今年で創業83年を迎えた。生産現場の広島工場では人材不足という問題を抱えながら、一部機械化を導入し、作業工程を標準化することで、この不況にもめげない魅力的な家具を多数世に送り出している。今、工場で生産の核となっている世代は、40代が中心だが、72歳のOB3人が技術指導にあたり、マルニが最も重視する磨きの技術を伝授している。木目のケバ立ちに注意しながら、念入りに注意深く、何度も何度もやすりをかける。マルニの繊細でいて美しいフォルムはこうした技術力に支えられている。

(2011/06/12)

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