![]() |
![]() |
|
|
家具新聞社 |
||
「Yチェアを超える椅子」作りに挑む
|
|||
|
株式会社マルニ木工(小幡 教 代表取締役社長)は、1月18日、東京・月島のオルタナティブスペース「TEMPORARY CONTEMPORARY」において“MARUNI COLLECTION 2008 BY NAOTO FUKASAWA”と題する新作プレス発表会を行った。 発表されたのは、いずれも深澤 直人 冒頭、小幡社長は、「マルニ木工は昭和3年に広島で創業して80年を迎えた。4年前にスタートしたネクストマルニプロジェクトで初めて一緒に仕事をした深澤直人氏とまた、こうして新しいコレクションを発表できるのはとても嬉しい。高い木の技術を持つマルニ木工と世界で活躍する深澤氏とのコラボレーションの今後に期待してほしい」と挨拶した。 続いて山中 武執行役員開発本部長から、約1年にわたった開発過程が紹介された後、深澤直人氏より商品コンセプトの説明がなされた。深澤氏は「ここ4、5年はヨーロッパの会社を中心に家具のデザインを手がけてきた。日本では、あまりこうした仕事をしていなかったが、マルニはその数少ないうちのひとつ。家具のデザインは、作り手である職人が優秀で、熱い思いを持っていないとデザイナーがいくらがんばってもコンセプチュアルな物になりがちで、家具の持つ味がでてこない。工場などを見てもマルニのスタッフには、そうした熱い思いが強くあって、これはおもしろいと思った。今回の試みはひとつのチャレンジ」と述べた。 トラディショナルシリーズは、ヨーロッパの伝統的な装飾を施したマルニのヒット商品である「地中海」と「ベルサイユ」の2つのシリーズをリファインしたもので、ベルサイユの猫脚のデザインなど従来のモデルの特徴を残しながらも、ディティールを見直し、ダークな塗装を止めてブナ材の自然な木肌を生かすなど、現代の生活にも適合する新感覚のデザインとなっている。「(従来のシリーズと)似ているが、隣に並べればその違いがよくわかる。どういったシーンで使われるか自分もまだ研究しているが、ちょっと豊かなエントランスに、ぽつんと置くというのもいいと思う」(深澤氏)。 |
![]() 小幡社長(左)と山中本部長からプロジェクトについての説明があった。 ![]() 会場となった「TEMPORARY CONTEMPORARY」には多くのプレスが集まった。 ![]() トラディショナルシリーズの TWO SEATER SOFA ![]() SINGLE SEAT SOFA 写真 Yoneo Kawabe |
||
|
新シリーズとなるHIROSHIMA(ヒロシマ)は、マルニ木工の故郷でもある、今や世界ブランドとなった広島をシリーズ名とし、ナチュラルな木肌を生かしたイスとテーブル。光のあたる天面を美しく強調しており、全体にやわらかいフォルムを持つが、シャープな影の部分を演出するなど、人間的で温かみがありながらも精緻で清浄なイメージを持つ。 ![]() 新シリーズHIROSHIMAのDINING CHAIR WITH ARMS 写真 Yoneo Kawabe(右3点) 山中開発本部長は、「ネクストマルニプロジェクトの活動で会社のネットワークが拡がった。深澤氏とのコラボレーションもその成果の1つ。(会場になった)「TEMPORARY CONTEMPORARY」のような場所で発表会をするのも、ネクストマルニとしては過去あったが、通常ラインの商品としては初めての試み。販売店へ向けての説明会はこれからになるが、4月の店頭発売を目指して、家具業界全体を盛り上げていきたい」と意気込みを語った。 今回発表の商品は、1月22日(火)〜2月10日(日)(11:00〜19:00、初日13:00開場、最終日17:00閉場、定休日 月曜、入場無料)まで、東京・西麻布の「ギャラリー ル・ベイン」において開催されるギャラリー ル・ベイン第21回企画展“深澤直人[木のイスとテーブル展]”に展示される。
(2008/01/24) |
|||
| Copyright (C) 2007 家具新聞の「Kagu News」 All Rights Reserved | |||